「自分のタイミング」が大切
2021.01.26
それぞれの時点での「効率的な学習の進め方」について紹介します。しかしその前に「ノーミス最短コース」なんて不可能であって、目指すメリットもないということを、しっかりと確認して頂きたいと思います。それまでのやり方を見直し反省しなければならないタイミングというのがいつかは来るもので、何をどのように進めても「すべてが順調」なんてことはあり得ず、もしそういう結論が出たのなら「見直し反省する」ことに失敗しています。どうかこのことを、くれぐれも念頭に置いてください。
どれだけの賛同を得られる意見かわかりませんが、私は小学生にことさら勉強を、すくなくとも学校の勉強をさせる必要はないと考えています。学校でできなかったことわからなかったことを家庭で補う必要はあるでしょうし、次の日の授業の準備を決まった時間にするなど生活習慣の指導は有益ですが、この時期にもっとも大切なのは「悪い勉強」を強いないことです。勉強が「こなさなければならない作業」だとか「覚えたら終わるもの」だとか、まして「しなくて済むならしないだけ得なもの」だという誤解が生じると、それを解くための時間は十分あるとはいえ、膨大な根気と労力を要することになります。
中学校に入っても、1~2年生の時点で受験を意識して勉強する必要はほぼありません。数学だけは、最初から効率のよい方法で習うことにメリットがありますが、それ以外は「本人が学校で困らない程度」で十分です。事実なのではっきり言いますが、中学校のテストで何点を取ろうと、高校受験より後にはほとんど影響しません。大切なのは、初めて本格的に「学生」という身分になって、勉強を生活の中心に置かざるを得なくなった状況で、どうやって自分の生活を作るかということです。工夫することや順序良く学ぶことで、どれほど自分を楽にできるか知ることです。
中学校というのは学習の段階としてかなり特殊で、生徒によって「向き不向き」が顕著なうえ、量で押し切ることも可能です。つまり、中学校の勉強が向いている生徒ならまったく勉強しなくてもいい成績が取れますし、効率の悪い勉強でも量さえやれば(やらせれば)そこそこの結果が出ます。とても難しい状況ではありますが、私は「勉強が大変になってきたな」と本人が自覚したときが「新しい勉強」の始めどきだと思っています。それより前に周りがけしかけても、本人が必要だと思ってする努力でなければ、得るものより失うものが多くなるでしょう。
長々と説明した割に、なんのことはないごく普通の結論になりましたが、中学2年生までに限って言えば「困ってきたな」という自覚が「やり方を変えるタイミング」です。幸い田舎は高校受験のプレッシャーが緩いので、本人が学校で苦労しておらず、いわゆる難関私立や学区外受験を考えているのでなければ、体力や時間を勉強以外のことに費やして損になることはありません。もし困った教科が出てきたときは、それを「能力が劣っているからだ」と考えるのではなく、誰にでもやってくる「変えるタイミング」が、少し早めだったのだと理解するのが正解です。
どれだけの賛同を得られる意見かわかりませんが、私は小学生にことさら勉強を、すくなくとも学校の勉強をさせる必要はないと考えています。学校でできなかったことわからなかったことを家庭で補う必要はあるでしょうし、次の日の授業の準備を決まった時間にするなど生活習慣の指導は有益ですが、この時期にもっとも大切なのは「悪い勉強」を強いないことです。勉強が「こなさなければならない作業」だとか「覚えたら終わるもの」だとか、まして「しなくて済むならしないだけ得なもの」だという誤解が生じると、それを解くための時間は十分あるとはいえ、膨大な根気と労力を要することになります。
中学校に入っても、1~2年生の時点で受験を意識して勉強する必要はほぼありません。数学だけは、最初から効率のよい方法で習うことにメリットがありますが、それ以外は「本人が学校で困らない程度」で十分です。事実なのではっきり言いますが、中学校のテストで何点を取ろうと、高校受験より後にはほとんど影響しません。大切なのは、初めて本格的に「学生」という身分になって、勉強を生活の中心に置かざるを得なくなった状況で、どうやって自分の生活を作るかということです。工夫することや順序良く学ぶことで、どれほど自分を楽にできるか知ることです。
中学校というのは学習の段階としてかなり特殊で、生徒によって「向き不向き」が顕著なうえ、量で押し切ることも可能です。つまり、中学校の勉強が向いている生徒ならまったく勉強しなくてもいい成績が取れますし、効率の悪い勉強でも量さえやれば(やらせれば)そこそこの結果が出ます。とても難しい状況ではありますが、私は「勉強が大変になってきたな」と本人が自覚したときが「新しい勉強」の始めどきだと思っています。それより前に周りがけしかけても、本人が必要だと思ってする努力でなければ、得るものより失うものが多くなるでしょう。
長々と説明した割に、なんのことはないごく普通の結論になりましたが、中学2年生までに限って言えば「困ってきたな」という自覚が「やり方を変えるタイミング」です。幸い田舎は高校受験のプレッシャーが緩いので、本人が学校で苦労しておらず、いわゆる難関私立や学区外受験を考えているのでなければ、体力や時間を勉強以外のことに費やして損になることはありません。もし困った教科が出てきたときは、それを「能力が劣っているからだ」と考えるのではなく、誰にでもやってくる「変えるタイミング」が、少し早めだったのだと理解するのが正解です。