学校を選ぶ手がかり
2022.01.14
いつも教室で言っていることですが、社会の情報化が進めば進むほど、有害な情報や有用でない情報の「比率」は上がっていきます。しかしその一方で、有用な情報の量と質も、着実に向上しています。乱暴に言えば「探しさえすれば情報はちゃんとある」時代にかなり近付いたということです。

前置きはこのくらいにして、とくに高校生が進学先を選ぶときに、役に立つかもしれないアイディアを紹介します。正式な名称ではありませんが、ネットで「優秀卒論」というキーワードを検索してみてください。かなりの数がヒットすると思います。具体的な志望校候補があるなら「大学名 卒論」などと検索してみてもよいでしょう。

論文なんて読んでも、学問的な内容は理解できないかもしれませんが、目的はそこではありません。わざわざ公開されている「優秀」卒論というのは、卒業までにこういうことができるようになって欲しい、また実際にできるようになった生徒がいる、という学校からのメッセージだと理解できます。

一昔前は、入試問題こそが「どんな生徒に来て欲しいのか」という学校のメッセージでした。卒論の公開が広まったおかげで、新しい判断材料が増えたのだといえます。ぜひ、活用してみてください。選抜に論文や作文が必要な場合にも、参考情報として役立つでしょう。

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