30年以上気にもしなかったこと
2022.02.12
中学校で理科を勉強したとき、空気は窒素8割くらいと酸素2割くらいが混ざったもので、窒素は少し軽く酸素は少し重い、と習いました。そのとき「だったら軽い窒素は空の上の方に集まって、地面近くの低いところは重い酸素ばっかりになるんじゃないか」と疑問に思ったのですが「でも風が吹いたりすれば混ざるか」と一人で納得した記憶があります。

この考え自体はそう大きな間違いではなかったのですが、実は、地球規模で見るとほんの少しだけ「分離」していることが確認されたという研究発表をウェブで見つけました。いやはや「多分こんな感じじゃないの」で済まさずにとことん追求することで、こんな微妙な違いにも気付いて確認することができるとは、目から鱗が落ちる思いです。

-参考外部リンク-
成層圏大気主成分の重力分離の発見とその大気循環研究への応用@
東北大学大学院理学研究科 大気海洋変動観測研究センター

2022.02.12 22:26 | 固定リンク | 雑談

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