トールキンの2作
2021.04.12
ホビットの冒険(瀬田訳)(ISBN 4-00-114058-6、4-00-114059-4)
いわゆるファンタジー小説の古典ともいうべき、トールキンの「The Hobbit」です。
とても年寄り臭い物言いで自分でも少し切ないのですが、現代の子供たちにもこういう本は読んで欲しい、と願わずにいられません。いつも目にしているのとは違う世界に出会って、自分の尺度を手放すことも貼り付けることもせず、そこに何があるのか探ろうとするのは、大人にとっても簡単なことではありません。しかしこの物語には、そういった努力に応えるだけの力強さがあります。
指輪物語(瀬田・田中訳)(ISBN 4-566-02371-0)(ISBNは9巻セットのもの)
同じトールキンの「The Lord of the Rings」です。ホビットの冒険からは続き物になっている建前ですが、後から入れた修正も多く、私は別物と考えた方がスッキリすると思います。前作から分量も増え、内容も少し複雑になっています。
映画が有名になったのでそちらだけ見た人もいるかもしれません。私も観ましたが、なかなか迫力がある映像でした。本の方はかなり微妙なバランスで、こういうのこそが大好きだという人と退屈だと感じる人に二極化する傾向があるようです。まなびやの蔵書は無料で誰にでも貸し出していますから、それぞれが手に取って自分で確かめればよいだけの話ではありますが、作者が少し頑張りすぎたのかなというのが私の印象です。
-追加-
この記事を公開した後、上記2作の原著合計4冊のセット
The Hobbit and The Lord of the Rings (ISBN 978-0-00-752551-5)
を入手しました。
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ナルニア国物語
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同じトールキンの「The Lord of the Rings」です。ホビットの冒険からは続き物になっている建前ですが、後から入れた修正も多く、私は別物と考えた方がスッキリすると思います。前作から分量も増え、内容も少し複雑になっています。
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The Hobbit and The Lord of the Rings (ISBN 978-0-00-752551-5)
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