自前の目標
2021.11.28
「わかった気」になってもらっては困るし「できるつもり」になっては本人が損をする、その一方である程度の「達成感」がないと根気が続かなくなる、という板挟みは、学習塾に限らず何かを「教える」職業に共通の悩みではないかと思います。そういうとき、最大の助けになるのはやはり、本人に具体的な目標があることに違いありません。
たとえば学科の勉強なら、入学試験に合格したい、学校の授業に追いつきたい、部活の練習に使える時間を増やしたい、といった目標があれば、そのためにはこうすれば効率がよい、という方法を提示できますし、目標をクリアすることで達成感を得つつ、けれども学ぶべきことはまだまだあるのだということを、自然に受け入れる土台になってくれます。
ではそういう目標を「自前で」持てるようになるためには何が必要か、というのは恐るべき難問です。もしかすると誰にも答えが出せないのかもしれませんが、しかし、そういう難問が切実に存在する、ということに向けられる注意が少しでも増えたなら、いくらかの足しにはなるのではないかと、私は期待しています。
たとえば学科の勉強なら、入学試験に合格したい、学校の授業に追いつきたい、部活の練習に使える時間を増やしたい、といった目標があれば、そのためにはこうすれば効率がよい、という方法を提示できますし、目標をクリアすることで達成感を得つつ、けれども学ぶべきことはまだまだあるのだということを、自然に受け入れる土台になってくれます。
ではそういう目標を「自前で」持てるようになるためには何が必要か、というのは恐るべき難問です。もしかすると誰にも答えが出せないのかもしれませんが、しかし、そういう難問が切実に存在する、ということに向けられる注意が少しでも増えたなら、いくらかの足しにはなるのではないかと、私は期待しています。